一人っ子で良かったと思う理由

私は一人っ子なのですが、この歳になって今更ではありますが「自分は一人っ子で良かったかも」と思うようになりました。

 

私が子供の頃は、一人っ子、一人娘、と聞くとたぶん多くの人に

「 一人っ子って、欲しいものは何でも買ってもらえるんでしょ~ 」 

「 一人っ子で女の子なら、もの凄く可愛がられているんでしょ~ 」 

なんて感じに思われがちで、つまりこれらのイメージを裏返せば

「 チヤホヤされてワガママ放題で育ったんでしょ~ 」

「 甘やかされて育ったから我慢することが出来ない子なんだろうな~ 」

なんて、ちょっと残念なイメージを持たれがちな時代だったんですね。

 

でも実際の私は、良くも悪くも一人っ子の特権のような手放しで可愛がられたり甘やかされるような事は全然なくて。

躾と言うにはかなり度を超えている厳しい毒親のルールの中で暮らしていたものですから、親に甘えたり頼ったりは出来なかったし。

困ったり凹んだりすることがあっても自分1人で何とか乗り越えるしかなかったので

「 小福ちゃんって一人っ子なんだぁー!イイなぁー! 」

なんてことを一人っ子のイメージだけで言われたりすると、正直心の中でムッとしましたし(^^;一人っ子なんてクソくらえ!っと思ったりしていたのでした。笑

 

そんな私が、なぜ今になって「一人っ子で良かったかも」と思うようになったかと言いますと、毒親の特徴の1つに

『 子供を他人と比べる 』 (きょうだい間や他人との比較・差別など)

と言うものがあるからです。

 

もしも私にきょうだいがいたとして。

私ときょうだいが比較されて、きょうだいが溺愛されて私が差別を受けたとしたら・・・

365日毎日、比較されて差別され続けたとしたら・・・

考えてみたら、心底ゾッとしたのです。

それはもしかしたら、一人っ子で毒親である母に執拗に監視されて辛かった日々よりも、さらにもっと辛い日々になっていたかもしれないと思ったからです。

 

もしくは、その仮説の逆だったとして、万が一私が溺愛されてきょうだいが差別を受けたとしたら・・・

私はきょうだいが受ける差別を毎日のように目の当たりにして、恐怖のあまり自分に火の粉が降りかからないように見て見ぬフリをして過ごしてしまったかもしれません。

もしもそんな人生を送ってしまったら、私は本当に性根の腐った人間になっていたか、もしくは一生罪悪感に苛まれて生きていくことになっていたと思うのです。

 

これまで何度も「きょうだいがいてくれたら・・・」と思ったことがありましたが、きょうだいがいることでさらに辛い結果になったかもしれない可能性を考えると、実は一人っ子で良かったのかもね、と言う結論に達したのでした。